9: ◆a/VLka4bp3Eo
2018/06/16(土) 13:53:32.10 ID:NSDqj0DG0
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「「いやあああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!?」」
絹を裂くような叫び声が綺麗にハモる。
その叫び声で、おそらく世界で一番間抜けな男は飛び起きた。
え?何が?と考える前に目に入ってきたのは、今日劇場に来る予定がない、豊川風花と桜守歌織のこの世の終わりを見たかのような顔。
そして他にもいるわいるわ、エンジェルスターズの面々が勢ぞろい。
えっと思う間もなく、
「プロデューサーさんのばかああああああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!」
「プロデューサーさん、見損ないましたああああああああああああああああああああああああああっっ!!!」
いやあ、流石はアイドル。歌仕事にしてるだけあって声でかいわあ、と間抜けなことを思う。
しかし起き抜けにアイドルと顔を合わせるのはあまりよくないなあ、とそっと布団を上げようとすると。
ふにょん、と布団とは思えない感触がそこにあった。
「……ぅうん……ハニー、そこは駄目なの……」
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」
「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」
指に触れる至高の感触をきっちり覚えておく。
ただそれとすぐ手を放し、ベッドから飛び出すのはまた別の問題だ。
ちなみに風花と歌織は部屋から飛び出していった。
あいつらどこに向かって走ってったんだろう。
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