かな子「Pさんの背中にまゆちゃんがくっついてる」
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1: ◆FPRtZdJjow
2018/06/13(水) 02:10:16.58 ID:PJDYpwn50
まゆ「……」ガッチリ
P「うーん」カタカタ
かな子「……どうかしたんですか? それ」
P「ん? ああ、とときら学園から菜々さんに出演依頼がきててな。年少アイドルみんなでウサミン星まで遠足をしたいらしくて、受けたものかどうか……」
かな子「やめましょうよそんな誰も幸せにならない企画……」
P「ま、そうだな。……ウサミン星の王女は現在出稼ぎで多忙のため、入国は制限されています、申し訳ありません。代わりにしゅがは星人を送ります、と」カタカタ
かな子「ってそうじゃなくて、Pさんの背中のまゆちゃんですよ。なんでそんなところに」
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2: ◆FPRtZdJjow
2018/06/13(水) 02:11:12.59 ID:PJDYpwn50
まゆ「……」
P「さあ、なんでだろうなあ。朝起きたらくっついてたから俺にもわからん」
かな子「当然のようにPさんの家スタートなんですね……」
3: ◆FPRtZdJjow
2018/06/13(水) 02:12:17.01 ID:PJDYpwn50
かな子「えーと、まゆちゃん、どうかしたの?」
まゆ「……」
P「朝から何も話してくれなくてな、だからこうなってる理由もわからない」
4: ◆FPRtZdJjow
2018/06/13(水) 02:13:10.54 ID:PJDYpwn50
かな子「まゆちゃん、もしかしてPさんが何かしたの? 怒ってる?」
まゆ「」ガジガジ
P「首筋を噛むな」
5: ◆FPRtZdJjow
2018/06/13(水) 02:14:10.90 ID:PJDYpwn50
かな子「我慢するしかないですよ。ていうか、Pさんが原因じゃないんですね、てっきり喧嘩でもしたのかと」
P「しないしない。喧嘩する風に見える?」
かな子「うーん、確かにそんなところ見たことないですけど……Pさんはもっとまゆちゃんに優しくしてもいいと思いますよ」
6: ◆FPRtZdJjow
2018/06/13(水) 02:15:07.54 ID:PJDYpwn50
ちひろ「ちょっ、わ、私の仮想通貨が、あ、アッー! か、茄子ちゃぁぁん! 茄子ちゃんどこですか!? 今すぐ私と握手してぇぇぇ!」ガタガタ
菜々「こ、腰が……あ……死……」ピクピク
心「菜々パイセェェェン! 死ぬなぁぁ!」アタフタ
7: ◆FPRtZdJjow
2018/06/13(水) 02:16:14.05 ID:PJDYpwn50
P「特に何もなかったな」
かな子「茄子さんきたらこれもなんとかなるんじゃないですか」
P「残念ながら茄子は今日アイドル対抗麻雀大会の収録だ」
8: ◆FPRtZdJjow
2018/06/13(水) 02:17:31.26 ID:PJDYpwn50
P「まあ、今のは関係なかったにしても、その時には普通だったんだよなあ」
かな子「あ、そういえばそうですね。その後、なにかあったとか?」
P「他に昨日あったこと、か……あー……」
9: ◆FPRtZdJjow
2018/06/13(水) 02:18:07.71 ID:PJDYpwn50
P「かな子、あーん」
かな子「あーん」ポリポリ
まゆ「……!」カッ
10: ◆FPRtZdJjow
2018/06/13(水) 02:19:03.09 ID:PJDYpwn50
かな子「……まゆちゃん、もしかして落ち込んでるの?」
まゆ「」ペロペロ
かな子「……そっか。じゃあ、私じゃなくてPさんの仕事かもですね」
11: ◆FPRtZdJjow
2018/06/13(水) 02:19:41.54 ID:PJDYpwn50
(一時間後)
心「うーっす☆ レッスン終わったはぁとだぞ☆」
P「お疲れさまです、心さん」
12: ◆FPRtZdJjow
2018/06/13(水) 02:20:14.25 ID:PJDYpwn50
P「よくわかりましたね」
心「はぁとも落ち込んだ時は菜々パイセンにしがみついて泣きつくからな☆」
P「あの時の菜々さんすごいウザったそうにしてますよね」
13: ◆FPRtZdJjow
2018/06/13(水) 02:21:22.35 ID:PJDYpwn50
P「今日はもうあがりですか?」
心「おうよ、なんか早苗ちゃんに先越されたらしいから、これから楓ちゃんとか瑞樹さんとかと飲みに行く予定☆」
P「え、川島先輩いんの? 俺もいきたい」
14: ◆FPRtZdJjow
2018/06/13(水) 02:22:01.62 ID:PJDYpwn50
(夜)
P「さて、そろそろ仕事も終わりなわけだが、いい加減満足したか?」カタカタ
まゆ「……」
15: ◆FPRtZdJjow
2018/06/13(水) 02:22:30.43 ID:PJDYpwn50
まゆ「昨日のセリフだって、『恋愛なんて使い捨てのもの。貴方との恋なんて社長に引き合わせてくれれば用済みの踏み台なんですよぉ。うふふふ♪』……気持ちが、一切、わからない……!」
P「言ってる時の眉間のしわがえげつなかったな」
まゆ「だいたい、こんな女が奈緒ちゃん演じる初心な新入社員の主人公に勝てるわけないんですよぉ。負けフラグしか立ってません」
16: ◆FPRtZdJjow
2018/06/13(水) 02:23:07.98 ID:PJDYpwn50
まゆ「うぅ、どうしてまゆにこんな役が……」メソメソ
P「ま、まあ後半で社長に振られたまゆはその後出会った男と運命の恋に目覚めるという筋書きらしいから、その辺で本領発揮すると思われたんじゃないか?」
まゆ「その相手が代役でPさんにでもならない限り前半の苦労に見合いませんよ……」
17: ◆FPRtZdJjow
2018/06/13(水) 02:24:01.76 ID:PJDYpwn50
P「とにかくだ。まゆなりの全力で挑んだのなら、失敗したりうまくいかないことがあっても、そこまで落ち込まなくてもいい。それもまた先へ進むには必要なことだ」
まゆ「……まゆも、一度も失敗せずにいられるとは思ってません。でも、それでネガティブになっちゃったせいか、今日は、夢を見たんです」
P「夢?」
18: ◆FPRtZdJjow
2018/06/13(水) 02:24:32.35 ID:PJDYpwn50
まゆ「め、めんどくさいって言いましたねぇ!」ガジガジ
P「……そんな心配しなくてもいいんだよ。こちとら自分が見出したアイドルプロデュースしてんだ、途中でいなくなるわけあるか」
まゆ「……本当ですか?」
19: ◆FPRtZdJjow
2018/06/13(水) 02:25:11.26 ID:PJDYpwn50
まゆ「ところでPさん? まゆがアイドルを終えるまでは離さないって言いましたけど、アイドルをやめた後は、どうなんですかぁ?」
P「……ノーコメントで」
まゆ「まゆは離しませんけどねぇ」
20: ◆FPRtZdJjow
2018/06/13(水) 02:27:38.76 ID:PJDYpwn50
以上です。
SS3A外れましたが、ブライダル美波と晶葉あんたんしたのでちひろさん好き。
21: ◆FPRtZdJjow
2018/06/13(水) 02:31:00.90 ID:PJDYpwn50
前作の
モバP「さく……何?」まゆ「さくマジックです♪」
モバP「かな子、ちょっとこっちきなさい」かな子「?」
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