【艦これ】艦天って略すとカロリー低い食材みたい 第二章【天華百剣】
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65: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2018/06/12(火) 13:48:17.82 ID:dM7WlOBF0
小夜左文字「……」


マスク越しの真意を読み取って来るかのように、ジィと俺の顔を見据えた彼女は
やがて観念したのか、溜息を一つ吐いて口元を覆い隠す桃色のマフラーを下ろした
毛糸の壁に隠されていた右頬の艶黒子が、ひと際妖しげな美貌を醸し出していた


小夜左文字「……危ない橋よ。それは承知?」

( T)「わざわざ異世界まで来て、今更危険の一つ二つでたじろぐ俺らじゃねえよ」

小夜左文字「責任は一切負いかねるわ」

( T)「当たり前だ。むしろ、堂々と被害者ヅラして同情を誘え」

小夜左文字「……めいじ館を、追い出されるかも」

( T)「そん時は……寂しいが、少し早いお別れだな」


夕立は着物の裾を両手でギュウと握り、時雨は唇を結んだ
そうなると決まったワケじゃない。むしろ、より厳重に監視されるかもしれない
こいつらは改めて自覚したのだろう。『別れは来る』と。これはその為の作戦なのだと


小夜左文字「……」


二人を一瞥した小夜は刀を納め、代わりにきんつばを手に取り小さく齧る
一かけら程度のそれを、深く味わうように咀嚼し、お茶で流し込んだ


小夜左文字「お母さんの悩みの種が一つ消えるなら、それもまた復讐……」


何言ってんだこいつ


小夜左文字「見せてもらうわ。貴方の復讐を」

(;T)「え、いや、復讐とはまた別……」

小夜左文字「何?」

(;T)「な、なんでもありません……」

秋雲「弱い」


こうして、戦k……不知火……叢雲並みの眼光を持つ心強い共犯者を得たのであった


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