勇者「信じて送り出した僧侶が触手に侵食されてるなんて……」
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47:名無しNIPPER[saga]
2018/07/06(金) 02:27:18.11 ID:3Q9fBK/a0
【外】

魔王「っかー、昨日より濃くなってやがる。こりゃ本当に底無しだな?」

僧侶「喋っていないで“霧”を飛ばしてください、私も浄化がどこまで間に合うか、っ分からないんですからっ!」シュォオ

魔王「分かってる分かってる。んで、出処はやっぱりこっち側か?」ビュオォ

僧侶「みたいですね。私達の根城から北東方向、森の奥深くです……あ、ここで私『土の神』の信仰をしましたね」

魔王「……もしや、その文明と“霧”に関係があるのか?」

僧侶「……どうなんでしょうね。神と同化してからというものの、こちらから意思疎通を取ることもできません」

魔王「……本当に神か、そいつ?」

僧侶「今のところは信用するしかないで、しょうっ!」シュォオ

ガサガサッ

魔王「! 何か来るッ!」

僧侶「えっ? ……自分の風魔法では?」

魔王「意図してないとこから音がしてんだよッ!!」

ガサッ

僧侶「あれは――ッ!?」

魔王「獣型の魔物……でも、この“霧”で生きてるってのは……」

僧侶「逃げて!!」

魔物「…………ッ」

ビュオッ

魔王「は――――ッぐぅ!?」ドゴッ

魔王(おいおいなんだよそのスピード! しかもただの体当たりって、こいつ死に物狂いか?)

魔物「…………」

僧侶「魔王、そいつから離れて!!」

魔王「――へっ、やなこった。俺の顔を忘れたってんなら、思い出させてやるのが主の務めだろ」ゴォォ

僧侶(火魔法の詠唱……!)



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