8: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 12:53:33.81 ID:B7zfLrAUo
―――そして、そんなヒトたちがアイドルであるあたしの魅力にヤラレテしまったその瞬間、果たしてどんな表情を浮かべるのだろうか!
9: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 12:54:11.54 ID:B7zfLrAUo
◇
10: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 12:55:22.19 ID:B7zfLrAUo
「企画名、何かいいもの思いついた?」
そう尋ねてキミの眼を見る。
好奇心に輝くあたしの眼が映っているキミの瞳。
理性という分厚い覆いの向こう側から見え隠れする本能の光。
微かに見えるだけなのに心をかき乱される強い光。
11: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 12:56:47.33 ID:B7zfLrAUo
―――キミは隠し通せていると思っているかもしれないが、あたしの前には丸裸も同然だ。
その種の感情との付き合い方はあたしの方が何枚も上手なのだから。
12: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:01:53.31 ID:B7zfLrAUo
「困ったことにまだ思いついてないんだ。」
キミが応える。
―――キミが今現在の一ノ瀬志希から導き出した仮説を検証したい。
13: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:02:49.89 ID:B7zfLrAUo
「全然困ってる顔に見えないなー。目が笑っているよ?」
―――望むところだ。
14: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:07:08.83 ID:B7zfLrAUo
「あっ、志希ちゃん良い名前思いついた! これなんてどうかな?」
―――神とやらが下さった賜物 (ギフト)、その総てを以てこの実験を成功させよう。
何かが起こればそれを元手に更に良い結果に繋げてみせよう。
15: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:08:25.33 ID:B7zfLrAUo
「アイロニカル エトランゼ」
16: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:09:02.09 ID:B7zfLrAUo
◇
17: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:09:49.27 ID:B7zfLrAUo
キミの瞳孔が開くのがよく見える。
こんな間近で「ティンときた」瞬間を見たのは初めてかもしれない。
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