一ノ瀬志希「アイロニカル エトランゼ」
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22: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:14:51.16 ID:B7zfLrAUo


「キミとみんなという触媒を以て不可逆的に変質してしまったあたしが、あの国に現存するギフテッドガールを塗りつぶす!」


23: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:15:24.89 ID:B7zfLrAUo
「アイドルという異邦人になってしまったあたしが!化学の申し子だったあたしを塗りつぶす!」


24: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:15:57.22 ID:B7zfLrAUo


そんなことに気付いたのは―――




25: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:16:37.56 ID:B7zfLrAUo



「キミが思い浮かべたその光景、サイコーに皮肉だよね!」

以下略 AAS



26: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:17:03.71 ID:B7zfLrAUo



―――現在進行形でその香りを生成しているキミのせいだ。


27: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:17:43.98 ID:B7zfLrAUo





28: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:19:32.30 ID:B7zfLrAUo
更に数日後、NYに向かうまで2週間と少しほど。

キミは更にいい匂いをはなちながらロケの準備に奔走している。
その刺激が燃料になっているのか、あたしにしては珍しくレッスンに励んでいる。
もし匂いがなかったとしても今回のレッスンは熱が入っていたのかもしれない。
以下略 AAS



29: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:20:02.87 ID:B7zfLrAUo

『あたしとプロデューサーはねー。お互いが、被験者で実験者』



30: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:22:26.07 ID:B7zfLrAUo
キミは自分がどれだけトンデモないことをしたのか自覚しているのだろうか。
いつからか、何をするにしても冷静に結果を観察するだけの自分がいた。
自分の心の安全圏から外の刺激を味わうだけ。
結果を理解し、行く末を見通して終わり。ただそれだけのルーチンワーク。

以下略 AAS



31: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:23:29.35 ID:B7zfLrAUo
キミはあたしという有機体から、いとも容易く予想もつかない何かを取り出してしまう。
一体どんな視点、発想があれば成せる業なのだろう?
あたしに与えられたギフトをもってしても未だに解明できない難問である。

プロデューサーとはそういう存在だ。キミはそう言った。
以下略 AAS



32: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:38:57.45 ID:B7zfLrAUo

そんなキミで良かった。
このあたしを熱するには少しばかり過激な火力で丁度いいのだから。



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