33:名無しNIPPER[sage saga]
2018/06/10(日) 00:12:18.49 ID:sWv6sJFD0
シャロ「うるさいわね。起きてるわよ」
千夜「おはようシャロちゃん。早く着替えないとバイトに遅刻しちゃうわ」
シャロ「行かない」
千夜「……え?」
シャロ「だから、バイト行かない。学校も行かないから。悪いけど、しばらく1人になりたい気分なの。放っておいて」
千夜「な、なに言ってるの。ご両親が亡くなって辛いのはわかるけど……」
千夜「もしかして、バイト先でいじめに遭っているから行きたくないとか……?」
シャロ(ある意味、社会全体からいじめられてるようなもんだから、さほど間違ってはないけど……)
シャロ「違うわ」
千夜「じゃあなんで……」
シャロ「千夜には関係ないでしょ」
千夜「関係なくないわ。私はご両親にシャロちゃんのことを頼まれてたのよ」
シャロ「もう死んだわよ。だから別に、私がどうなろうと千夜は困らないでしょ。ほっといてよ」
千夜「困るわ。それに、一緒に乗り越えるって約束したじゃない」
シャロ「まあ、これから困らなくなるけどね」
千夜「え? それってどういう……」
シャロ「私、自殺するから」
千夜「自殺!? ま、待ってシャロちゃん。冗談よね?」
シャロ「冗談だと思う?」
千夜(一体、なにがあったのかしら……。コーヒーでも飲んだ?)
千夜(ううん、それにしてはおかしいわ。カフェインでハイになった時は、もっとポジティブだもの。こんな陰鬱なこと言うわけない)
千夜(とにかく、私だけじゃ処理できない!)
千夜「シャロちゃん! ココアちゃんたちを呼んでくるから、ここに居てね!?」
シャロ「え、なんで? みんなは関係ないじゃない。頼むから今は1人にして……」
千夜「絶対よ!? 絶対だからね!」
シャロ(話、聞きなさいよ……)
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