6:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 23:08:08.72 ID:2duOgusK0
彼女は最初、なかなか話をしてくれなかった。が、何度も話しかけるうちに少しは語ってくれるようになった。
昨年の戦車道の大会において、黒森峰がプラウダに敗北したことは知っていた。
彼女はその敗北の原因は自分にあると思い、黒森峰を去ろうとした。
そして何回も学園艦を乗り換えてここ、アンツィオ高校の学園艦に行き着いたらしい。
ロクな食事はその間摂っていなかったのだろう。
私が帰宅時に彼女を見かけたときにはかなり痩せこけており、足元もおぼつかない状態だった。
手持ちは財布に小銭が少し。あの時見過ごしていたら死んでいたかもしれない。
最初は警察に連れていこうとした。しかし彼女は警察に行くことを酷く嫌がった。
恐らく黒森峰に連れ戻されると思ったのだろう。
仕方がないので「私の家に来ないか」と提案した。
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