渋谷凛「ふーん、アンタが私のプロデューサー?」
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12:名無しNIPPER[saga]
2018/06/08(金) 01:56:05.05 ID:I88sbQdx0
凛は俺が想像してた中で、最も理想的な反応をしてくれた。
悲しんでくれて、でも変にマイナスの感情を膨らまさない。凄い子だ。
ただそれでも何もかもいつも通りという訳にも、さすがにいかなかった。例えば、凡ゆる一年に一度の行事、つまりハロウィンやクリスマス、正月といったもののたびに、これが最初で最後だな、などと考えてしまう。それはどうしようもないことだと、俺たちは割り切るようにしていた。
そして、感傷までも楽しむみたいに、笑いあった。
13:名無しNIPPER[saga]
2018/06/08(金) 02:03:17.54 ID:I88sbQdx0
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14:名無しNIPPER[saga]
2018/06/08(金) 02:05:41.23 ID:I88sbQdx0
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15:名無しNIPPER[saga]
2018/06/08(金) 02:08:12.54 ID:I88sbQdx0
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16:名無しNIPPER[saga]
2018/06/08(金) 02:10:25.25 ID:I88sbQdx0
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17:名無しNIPPER[saga]
2018/06/08(金) 02:10:57.32 ID:eWOyioU/O
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18:名無しNIPPER[saga]
2018/06/08(金) 02:11:32.56 ID:I88sbQdx0
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19:名無しNIPPER[sage]
2018/06/08(金) 02:14:09.77 ID:eWOyioU/O
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20:名無しNIPPER[sage]
2018/06/08(金) 02:15:17.37 ID:eWOyioU/O
私とプロデューサーの最後のはっきりした思い出は、お別れの日以外だと、初詣になるんだと思う。
特に何かあったわけじゃなくて、事務所から少し離れた神社にお詣りに行って、屋台ではしゃいで、御神籤を引いて。それだけの、ありがちな半日。でもその時のことはものすごく鮮明に覚えてて、それはプロデューサーが射的がやたらうまかったからとか、焼きそばがおいしかったからとか、多分そういうことではない。
上手く言えないけど、上手くいうつもりもないし、ただ、私の人生の中で特別に大切な日のひとつなんだろうなって思う。
21:名無しNIPPER[saga]
2018/06/08(金) 02:17:06.85 ID:eWOyioU/O
頷いてから、私はずっと考えてたことを口にした。
「私、プロデューサーのこと、結局よく知らない。どうして社長に見つけられたのか、どうしてここに来たのか。だけどそれでも良いって思ってたんだ」
「ああ」
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