2: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/07(木) 23:23:09.41 ID:ODZrmv780
そう! 私にはすぐに分かっちゃった。
何が分かったのかって言うと、一緒に晩御飯を食べたその後から、
彼がお風呂にも入らずにずーっとお部屋でお仕事をしていたことが分かったの。
だから彼はまだワイシャツを着たままで、だから少し疲れた顔をしてて、
だけどそれを隠すみたいに笑ったから、私は言わなくちゃ! と思ってこう言ったの。
「プロデューサーさんは、まだパジャマに着替えてないんですね。
……ダメですよ? シャツを着たまま寝ちゃうのは」
すると、なんと! キョトンとされた。でもいいの。
疲れた顔にはバイバイして、彼はパチクリと瞬かせた両目で私の着ている服を見ると。
「……そうだな。麗花はバッチリパジャマだもんな」
「はい、バッチリパジャマなんです。しかもお出かけ用の新品の」
「買ったのか? わざわざ」
「変ですか? だって今まで持ってなかったから」
そう言って私は、まだ体に馴染みきってないパジャマの裾をピッと引っ張った。
サイズは合ってるハズだけど、こうすると胸元がちょっと苦しいかな。
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