98:1
2018/06/05(火) 11:36:23.04 ID:pSJ8SQZq0
気付いたら、あたしは駆け出していた。
後ろから椎名まゆりの叫び声が耳を突き刺したけど、決して振り返らなかった。
嫌、厭、いや。
怖い。恐い。こわい。
ようやく足を止めたのは、フェイリスさんと最初に会った元の場所に戻ってきてからだった。
鈴羽「はぁ、はぁ、はぁ」
大した距離じゃない。
鈴羽「……っ、ふう、はぁ、はぁ、」
この汗は、疲労のものじゃない。
この息切れも、疲労のものじゃ、ない。
342Res/225.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20