303:1[saga]
2018/07/05(木) 22:23:30.01 ID:jgW2yuZi0
ダル(未来)「……」
岡部「さっきお前は、タイムマシンは一台といった」
岡部「タイムマシンはもう一台作ってたんだな?」
岡部「お前はもうひとつの……つまり完成してない方のタイムマシンに乗って、ここへ来たんだな……?」
ダル(未来)「……牧瀬氏は、止めたよ」
ダル(未来)「いや、牧瀬氏だけじゃない。みんな止めた」
ダル(未来)「けど、ただ黙って娘が死んでゆく様を見ているだけなんて、できると思うかい」
ダル(未来)「なぁオカリン!!できると思うかい!!」
車は止まった。
ダルは座席を離れ、俺の胸ぐらをぐっと掴んだ。
帽子も、サングラスも、何もない。
そこには、もうほとんど緑色に変色したダルの顔があった。
そしてその眼からは、確かに緑色ではない涙が流れていた。
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