まゆり「トゥットゥルー!」岡部「・・・え?」
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293:[saga]
2018/06/23(土) 23:32:35.63 ID:iNE4LDsT0
ダル(未来)「原因の原因の究明は、率直に言えば無理だった。僕達は過去のこの時点では、完全に部外者だったから」



ダル(未来)「じゃあもう過去を諦めて、現在のオカリンを説得しようって牧瀬氏は提案したんだ。僕もそれに同意した。……でもその頃にはもう、オカリンは大きな力を持っていて、普通に会えるような相手じゃなかった」


岡部「では結局会えずじまいなのか?今まで?」



ダル(未来)「いや。……一度だけ。会ったと言っていいのか、とりあえず僕とオカリンの最後の接触は、もう10年も前になる」

ダル(未来)「雨の日だった。何度アポを取っても会えないから、直接会って話をしようと決めた」


ダル(未来)「強行手段さ」



ダル(未来)「どこぞの大物と会談をするっていう予定を押さえて、僕と牧瀬氏はそのホテルの前で待ち伏せした。屈強そうな男に囲まれて出てくるオカリンを見るなり、僕は傘を捨てて飛び出したんだ」


ダル(未来)「後ろの方でかすかに牧瀬氏の待って、って声が聞こえたけど関係なかった。もう僕はやりきれなくなってた。それでボディーガードが止めるのも構わずに、オカリン、て叫んだんだ」



岡部「っ……」



ダル(未来)「オカリンはこっちを見たよ。でもあれは」








ダル(未来)「仲間に向ける眼じゃなかった」


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