280:1[saga]
2018/06/21(木) 00:22:53.56 ID:BeltT/WJ0
岡部「そうか」
まゆり「うん」
岡部「……まゆりは俺のこと、好きなのか。くくくくッ」
まゆり「そ、そんな言い方してないよ……。好きでいたくないって言ったのです」
まゆり「だってオカリンは、紅莉栖ちゃんが好きなんでしょ?」
岡部「……ああ、そうだな…………」
俺はこの時間に出発する前、まゆりに「お前に関わらなかった世界線も存在した」と言った。
しかしそんなものは……真っ赤な嘘だ。
まゆりに見せられたどの世界線においても……岡部倫太郎は存在した。
α世界線で17歳の生涯を終えてしまうまゆり。
そんなまゆりと、俺は必ずどこかの時点で出逢っていた。
幼稚園で。
小学校で。
中学で。
高校で。
死にゆくまゆりの側には、いつも俺がいた。
342Res/225.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20