274:1[saga]
2018/06/20(水) 23:24:35.58 ID:QJwYwtJJ0
岡部「ハァ、ハァ、……」
まゆりはどこだ。
雷ネット会場は広い。ただ闇雲に走っていては見つけられない。
俺は一度立ち止まって頭を回した。
思い出せ。
今は昼飯時……まゆりはどこにいた?
岡部(しまった……!)
この時間、俺は会場の店で猫耳メイドの格好をした紅莉栖を茶化していたのだ。
よってまゆりとは別行動――――
岡部「くっそ、俺のバカめ……!」
ラウンダーはまだ来ていないのだろうか。
鈴羽は引き付けると言ったが、全員はきっと無理だろう。
奴等が何人いるか俺は知らないが、そのうち何人かはこちらへ来て俺をとらえようとするはずだ。
心臓の音が痛いくらい大きくなり、冷や汗が流れる。
急がないと。急がないと。
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