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2018/06/05(火) 23:10:42.29 ID:pSJ8SQZq0
紅莉栖「なんだか、すごく苦しそうだった」
岡部「……電話をかけてみる」
岡部「…………出ない、か」
ダル「…………」
岡部「心配するなダル。あいつは俺を何度も救ってくれた……そんなにヤワな女ではない。なんといっても、戦士だからな」
ダル「……うん」
ダルはふと微笑んで軽く縦に頭を振った。
ダル「さ、会議の途中に遠慮なくエロゲをやるおー!ついでに監視カメラ、スイッチオーン!」
ダルが一転して明るい表情でパソコンの電源をつける。
俺たちは、解っている。
少しでも油断すればすぐに負の雰囲気に飲み込まれてしまうことを。
だから必要以上にふざける。
ふざけて笑う。
下を向いていても、誰も救えない。
ダル「…………」
ダル「オカリーン」
ダルがこちらを向いた。
表情は少し堅い。
岡部「なんだ、エロゲをするのではなかったのか我が右腕よ」
ダル「いやー持ってくるの忘れちゃったおー」
なんだかわざとらしい。
紅莉栖「橋田……?どうしたの?」
紅莉栖もダルの不自然さを感じとったらしい。
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