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2018/06/05(火) 16:00:44.72 ID:pSJ8SQZq0
まゆり「本当にありがとう。今度お菓子、作って持ってくるね」
フェイリス「……うん。じゃあまた、メイクイーンで会おうね」
まゆり「うん!さよならー!」
フェイリス「…………」
遠ざかっていくまゆりちゃんに手を振りながら。
彼女が前を向いたのを確認して、私は自分の涙を拭う。
どうしてかなぁ。
どうしてかなぁ。
まゆりちゃんの話、いっぱい聴いた。
まゆりちゃんの手を握って、慰めた。
泣いているまゆりちゃんに、タオルを渡した。
なのにどうしてまゆりちゃんの瞳はあんなに真っ黒なのかなぁ。
どうしてまゆりちゃんのくまは来たときより深くなってるのかなぁ。
フェイリス「黒木……」
黒木「……?」
フェイリス「私……何にもできなかった。友達なのに、何にもできなかったよ……!」
黒木「お嬢様……」
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