14:YOUTA[sage]
2018/06/10(日) 17:10:16.29 ID:ySU5XZi0o
翌週の日曜日に鶴見先生からの依頼で雪乃と共に鶴見家へ向かっていた。
雪乃には先日葉山隼人が千葉村への参加かどうか調べるように頼んだがやはり参加らしかった。
鶴見家へ到着するとチャイムを鳴らすと返事と共に鶴見先生が出てきた。
「二人ともいらっしゃい。娘の留美は既にいるわ。リビングまで案内するわね。」
鶴見先生の案内でリビングへと向かう。
リビングへ到着すると鶴見留美ちゃんがそこにいたのである。
「留美ちゃん。始めまして。雪ノ下雪乃です。此方の男性は比企谷八幡です。鶴見先生に頼まれて話を聞きに来たの。話は聞いているかしら?」
「うん。お母さんから聞いてるよ。何で学校で友達が出来ないかだよね。理由があるんだ。聞いて貰っても良い?」
「ええ。勿論よ。」
「学校で一部の生徒から無視等の苛めにあっているの。お母さんは友達と写真を撮って来いとか言うけどどうすれば良いの?」
「嫌な予感は的中したな。鶴見先生。話は聞いたと思います。どうしますか?」
「二学期に学校を転校させます。問題は後は葉山君だけですね。」
「ええ。そうなりますね。留美ちゃんに警告しておきたい事がある。俺達も参加するが千葉村へボランティアとして行くがその中に葉山隼人という留美ちゃんに取って危険人物がいるんだ。」
「葉山隼人ってどういう人?」
「皆仲良くとか危険な思想を持っていて話し合えば皆仲良く出来ると本気で思っているんだ。もし留美ちゃんと仲良くするように無理矢理話し合いに持っていったら更に苛めが悪化するだけだ。」
「確かに。」
「問題は前科があることだな。雪乃は留美ちゃんの頃に全く同じ事をされてそれが原因で更に苛めが悪化して最終的に海外への留学を余儀なくされた位だ。
確実に対策をしないといけないんだ。それで鶴見先生。千葉村での予定はどうなっていますか?」
「前に比企谷君に言われて調べたけど千葉村に林間学校に参加する学校は2つあったの。留美達の学校への手伝いはボランティア同好会と生徒会には事情を話して一緒に参加となったわ。
めぐりさんは快く了承してくれたので正直助かったの。葉山隼人君達のグループは柳川先生が引率でもうひとつの学校の担当になったわ。柳川先生にも事情を説明して快く了承してくれた。」
「取り敢えず此で何とかなれば良いんだが…。」
「ええ。そうね。」
「後は当日に臨機応変にするしか無いな。」
こうして千葉村初日の朝を迎えたのである。
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