梨子「私はレクイエムを捧げる」
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37:名無しNIPPER[sage sage]
2018/06/10(日) 01:27:34.58 ID:NrvQHLFu0
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善子「失礼します…」

花丸「誰かいないずら?」

三人は扉を開き、館の中へ入った。

鞠莉(館の中に入れたから、少し安心は出来る。でも、またあの音が近づいてくると思うと、身震いするわね)

花丸「それにしても」

善子「物凄く豪華な館ね」

エントランスは赤いカーペットが敷かれ、天井には大きなシャンデリアあった。壁の模様も美しく、階段の横には騎士の像が置いてある。

鞠莉「左右どちらにも廊下があるのね」

花丸「あと、階段もあるずら」

鞠莉「さて、どうする・・・」


カチャ

善子「何、今の音?」

鞠莉「今のって、まさか・・・」

鞠莉「善子、扉を開けて! 早く!!」

善子「え?あ、うん」

善子は急いで扉を開けようとした。しかし、

善子「あれ、全然開かない…」

鞠莉「やっぱり…」

花丸「鞠莉ちゃん、やっぱりって?」

鞠莉「二人共、落ち着いて聞いて。私達は多分、この館に閉じ込められてしまったわ…」




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