及川雫「雨が隠してくれるから」
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2: ◆twOYNJxMJs[sage]
2018/06/03(日) 14:27:15.32 ID:3p6XmkjM0
―街中―

雫「うふふー♪」

P「上機嫌だな雫、さっきのパンケーキそんなに美味しかったか?」

雫「はいー、とーってもふわふわで美味しかったですー!」

P「確かに美味しかったけど、かなりのボリュームだったな……でも大丈夫か? 女子寮で裕子達がケーキを作って待っているんだろ?」

夜に女子寮の皆で雫の誕生日パーティーを行うことは聞いているのでこんなに食べていて大丈夫なのだろうか、パンケーキに圧迫されたお腹を軽く抑えながら雫に尋ねる。

雫「大丈夫ですよー、甘いものは別腹ですからねー」

P「そりゃ良かった。……にしても『誕生日は一緒に買い物に付き合って欲しい』だなんて、そんなお願いでよかったのか?」

午前中は雫が行きたがっていた雑貨屋さんを巡って買い物を楽しみ、昼時にはパンケーキが人気のお店でランチ。
普段から頑張っている彼女の誕生日プレゼントとしてこれでいいのか、と思いながらも楽しんでもらえてはいるようなので少し安心する。
もちろん、別にプレゼントは用意してはあるが……

雫「そうですかー? 一緒に歩いて、一緒にお買い物をして、一緒に美味しいものを食べて……プロデューサーさんと一緒にいられることが一番のプレゼントですよー?」

P「くはっ……」

雑貨屋で購入した商品が入った紙袋をこちらに見せながらにこやかに微笑む雫を見て、思わず何とも言えない声が出てしまう。

雫「ど、どうしたんですかー!? いきなり胸を抑えたりして、どこか痛いんですかー?」

P「いや、余りにも雫の笑顔が眩しすぎて……っ!」

雫「そ、そうですかー?」

P「いや、誕生日を理由に無理なお願いをする人もいるんだよ……誰とは言わないけど」

無論それは一部のアイドルではあるのだが、その一部のお願いが中々に厄介なのである。
やれ地酒を買ってこいだの、ご当地限定おつまみを用意しろだの、例を挙げたらキリがない。



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