10:名無しNIPPER[saga]
2018/06/03(日) 10:34:22.40 ID:Knz38B+3O
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エリカ「じゃあそろそろ出発するわ。あなた達には感謝してい——」
……ぴろろろ〜〜♪
沙織「エリリンのスマホ?」
エリカ「もー、誰よタイミングが悪い……あ」
華「?」
エリカ「隊長からだったわ」
みほ「電話?」
エリカ「うん。通話するから。ちょっと静かにしててよね」
沙織「あ、どうせならみほも一緒にお話ししたらいいじゃん。スピーカーモードにしてさ」
エリカ「は? なんでよ」
沙織「みほだってお姉さんとおしゃべりしたいでしょ?」
みほ「う、うん! ねぇ、エリカさん、いいでしょ?」
沙織(……!)
エリカ「えー……」
沙織(……。……よかったね、みぽりん……エリカさんにもちゃんと対等にわがまま言えるようになったんだね……)
エリカ「……もう、わかったわよ……でも、隊長が迷惑そうだったら、すぐやめるからね」
みほ「うん、うん」
——ぴっ
エリカ「も、もしもし……」
まほ『エリカ、私だ』
エリカ「はい」
みほ「——お姉ちゃん! おはよう」
まほ『ん……? みほか?』
みほ「うん。今ね、スピーカーで一緒にお話ししてるんだよ」
まほ『そんな使い方ができるのか。そうか、スマホは便利だな』
沙織「おはようございますー。通信士の武部沙織です」
華「砲手の五十鈴華です」
まほ『ん。おはよう。いつも妹が世話になっている』
沙織「私たちは後ろで静かにしてますので〜」
まほ『そうか』
エリカ「す、すみません、隊長」
まほ『いや構わないよ。しかしそうか、よかったなエリカ』
エリカ「はい?」
まほ『無事にみほと会えたのだな』
みほ「え」
エリカ「あっ……! た、たいちょっ」
まほ『?』
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