18: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/04(月) 22:55:01.40 ID:mmQRyYtL0
「だけど夢見がちってことだったら、少しは思い当たるんだよね」
資料を机の上に戻した彼女は呟きながら頬杖をつく。
本当に"少し"だけですか? 志保は思わず言いかけた言葉を
ぐっと飲み込み片眉を上げるだけにしておいた。
その動きを目敏く捉えた百合子が言う。
「志保もプロデューサーさんみたいに眠たいの? 欠伸なんかかみ殺して」
「なっ!? ち、違います!」
顔を真っ赤にした志保が目を吊り上げながら否定すると、
「ご、ごめん!」百合子は素直に謝り縮こまった。
そうして、今度こそ間違いないと言うように。
「……ならくしゃみが出そうだったのかな? 私で良ければティッシュ貸すよ」
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