異世界転移主人公「へえ、ここが異世界か」
1- 20
12: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/05/29(火) 23:38:10.07 ID:OrKBncO/0


ならば、そろそろ覚悟を決める頃だ

石橋は十分に叩いた、これ以上叩いたら壊れてしまう可能性だってある

問題は確かにある、魔力不足による転移の失敗

だが力を尽くし、僕に用意できる限り最大の火力を用いることによって

僕は、自身の異世界転移を実現してみせようではないか


僕は、ホームセンターに行き全財産を使って灯油を買い込んだ

そして、夜を待ち人々が眠りにつくのを見計らい

僕の部屋を起点に、町中に灯油をまいて歩いた

何時間もかかったが、労力に見合う成果は得られるであろうと僕は確信していた


そして、日が昇り始めるのと同時に

僕は、僕の部屋に火を放つ

ほんの一瞬で、僕の部屋は真っ赤に染まる

窓の外に視界を向ける

日の光とは異なる揺らめいた赤色が走っていく

街に広がっていくその様は、まるでドミノ倒しみたいでとても綺麗だ


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
21Res/15.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice