【たぬき】城ヶ崎美嘉「腹ぺこ悪魔とまんぷく小悪魔」
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4: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/05/29(火) 02:11:19.54 ID:EFGwLI3E0


 自主トレをしに来たっていうのは、半分は方便だった。
 レッスンルームを開けられるようになるまでもう少し時間がかかる。
 それまでこうして二人で過ごすというのが、アタシにとっての一つのスイッチ。

 他愛のない話でも別に良いんだ。
 他の誰かが来たり何か始まる前に、一度こうしてアタシ一人に向けられた言葉が欲しいだけ。


「それ、何見てるの? 履歴書?」
「次のオーディションに来る子達の資料。ちなみに刺繍封筒だ。サンキューちっひ」

 ちょっと見てみると結構分厚くてびっくりしちゃった。

「へぇ、来てるじゃん! この子達みんなプロデューサーが担当するの?」
「何人受かったか次第だな。誰がどこに配属されるかもわからないし、気の早い話だよ」


 いよいよここも大所帯になってきたよね。
 うちのプロダクションはかなり全体規模が大きくて、所属アイドルや企画の方向性ごとに幾つもの部署に分かれている。
 この部署もなんだかんだで色んな子がやって来て、社内でも名が知られるようになってきた。
 ……色んな意味で。




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