【ガルパン】みほ「エリカさんをボコボコにします!」
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◆saI1ZNzQKuJn
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2018/05/28(月) 21:12:17.99 ID:4ErbA/3U0
エリカ「あんた、さっきのなに!?バカじゃないの!?それともバカにしてんの!?」
大洗のミーティングルームにエリカの怒声が響く。
大洗と黒森峰の合同練習、そこでみほがエリカの逆鱗に触れたのだ。
沙織「ちょ、そこまで言わなくても……。」
エリカ「私はみほと話をしてるの。引っ込んでなさい!」
沙織が止めに入るがそれでもエリカは止まらない。
沙織が無理ならば他の誰でも無理だろう。室内に嫌な空気が流れはじめた。
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2
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◆saI1ZNzQKuJn
[saga]
2018/05/28(月) 21:12:42.47 ID:4ErbA/3U0
みほ「ごめんね、沙織さん、みんな。これからエリカさんと反省会するから、みんなは先に帰って?」
沙織「でもみぽりん……。」
みほ「大丈夫だよ。ほら、遅くなっちゃうから。」
以下略
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◆saI1ZNzQKuJn
[saga]
2018/05/28(月) 21:13:10.13 ID:4ErbA/3U0
みほ「エリカさん、さっきの罵倒は合図だよね?また殴ってもいいんだよって教えてくれたんだよね?」
みほはいつもと変わらない優しい笑顔でエリカに問いかける。
そしてエリカがそれに答える前に彼女に命令した。
以下略
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◆saI1ZNzQKuJn
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2018/05/28(月) 21:13:43.13 ID:4ErbA/3U0
みほ「わ♥️綺麗に治ったね♥️キスマークはすぐ消えると思ってたけど、お腹の痣も腕の切り傷もすっかりなくなってる♥️」
エリカ「……ずいぶん嬉しそうじゃない。」
みほ「それはそうだよ。だってまた傷つけられるんだもん♥️あ、でもエリカさんは消えない傷の方が良かったかな?」
以下略
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◆saI1ZNzQKuJn
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2018/05/28(月) 21:14:23.64 ID:4ErbA/3U0
みほ「エリカさん、その目いい♥️ずっとその目でいてね♥️」
みほはそう言いながら近づいていき、そして頬を目掛けて思い切り平手打ちをした。
エリカの目は変わらない。
以下略
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◆saI1ZNzQKuJn
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2018/05/28(月) 21:15:06.47 ID:4ErbA/3U0
みほ「どう?エリカさん。痛い?」
エリカ「全然効かないわね。私が殴りかた、教えてあげましょうか?」
エリカがファイティングポーズを取る。
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◆saI1ZNzQKuJn
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2018/05/28(月) 21:15:41.96 ID:4ErbA/3U0
エリカはみほの答えを待たずに距離を詰める。
まず右の一振り、かわされる。足を止めて左のジャブ、こちらもいなされ有効打にはならない。
そして隙を見て放った右フック、みほはこれを完全に読んでいた。パンチに合わせて懐に潜りこみ、ボディに1発、2発、拳を叩きこむ。
カウンターのような形で入った攻撃に、エリカは堪らず腹を抱えて苦しみ、よろめいた。
みほはそんなエリカの頬を両手で包むように優しく触れ、顔を覗きこむ。その目がまだ反抗的であることを確認すると、恍惚とした表情でキスをした。
以下略
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8
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◆saI1ZNzQKuJn
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2018/05/28(月) 21:16:10.26 ID:4ErbA/3U0
エリカは声を上げてみほの手を払いのけると、大振りのパンチを連続で繰り出した。当然当たることはない。
みほはエリカが拳を振りかぶる瞬間に再度タイミングを合わせて潜りこむ。が、今度はエリカがこれを読んでいた。
振りかぶるようなモーションを止めて素早く拳を振り下ろすと、みほの肩にチョップのような形で直撃する。
不意を突かれたみほは予想外の衝撃にバランスを崩し、タックルするようにエリカの腰にしがみついた。
好機と見たエリカはすかさず目の前にある背中目掛けて拳を振り下ろす。
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9
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◆saI1ZNzQKuJn
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2018/05/28(月) 21:16:40.38 ID:4ErbA/3U0
エリカ「気持ち悪い!離しなさい!」
エリカがみほの頭を殴るとその拘束は解け、膝をつくように倒れる。
その隙にエリカは後退り距離を取った。
以下略
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◆saI1ZNzQKuJn
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2018/05/28(月) 21:17:18.05 ID:4ErbA/3U0
みほ「あ♥️それ凄くいい……♥️」
エリカの冷たい眼差しにみほは再度体を震わせた。
エリカ「それを止めなさい!」
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11
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◆saI1ZNzQKuJn
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2018/05/28(月) 21:17:47.78 ID:4ErbA/3U0
エリカは素早く立ち上がるとみほの右足を掴んだ。関節技を極めて戦意を喪失させる作戦だ。
それを察したみほは馬のように左足でエリカを蹴り、難を逃れる。
そしてまるでブレイクダンスを踊るかのように足を振ってエリカを牽制すると、そのまま遠心力を利用して回るように立ち上がった。
一瞬の間があり、両者距離を詰める。ゼロ距離とも言える状態でお互いに打撃を仕掛けては受け、仕掛け、いなし、また仕掛ける。さながらカンフー映画のようだ。
それを破ったのはエリカだ。みほの打撃を勢い良く弾くと、爆発呼吸、吐く息と共に両手を突き出す。
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◆saI1ZNzQKuJn
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2018/05/28(月) 21:18:14.10 ID:4ErbA/3U0
みほ「エリカさん、楽しいね。」
エリカ「あんたと一緒にしないで。こっちはさっさと終わらせて帰りたいのよ。」
みほ「そっか。じゃあそろそろ本気でいくね。」
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◆saI1ZNzQKuJn
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2018/05/28(月) 21:19:06.02 ID:4ErbA/3U0
良い匂いがする。
エリカはそう思った。
目を開けると知らない天井、電気がまぶしい。
目を守ろうと腕を上げると痛みが走り、それがエリカを覚醒させた。
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◆saI1ZNzQKuJn
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2018/05/28(月) 21:19:41.21 ID:4ErbA/3U0
みほ「あ、目が覚めた?今エリカさんが大好きなハンバーグ作ってるから、ちょっと待っててね。」
一目こちらを見てキッチンに目を戻すみほ。そこには先ほどまでの暴力的な彼女の姿はなかった。
みほの態度に安心感を覚えたエリカはやっと自分の状態を整理する余裕ができた。
着ている服、ピンクのパジャマは間違いなくみほのものだろう。そして下着を着けていないことがわかった。
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15
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◆saI1ZNzQKuJn
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2018/05/28(月) 21:20:07.19 ID:4ErbA/3U0
エリカ「ずいぶん好き勝手してくれたみたいね。」
みほ「えへへ、エリカさんが可愛いから我慢できなくて。」
可愛らしく言い訳をするみほは、端から見れば子どものいたずらがバレた程度のものだと思われるだろう。
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◆saI1ZNzQKuJn
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2018/05/28(月) 21:21:01.34 ID:4ErbA/3U0
みほ「できたよ。こっちに座って。」
みほはそう言ってテーブルに1つハンバーグを置く。
痛みを我慢しながらその前にエリカが座ると、ちょうどみほが自分の分を運んでくるところだった。
そして手に持った皿を置くと、エリカの横に座った。
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◆saI1ZNzQKuJn
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2018/05/28(月) 21:21:31.79 ID:4ErbA/3U0
エリカ「なんで横に座るのよ。」
みほ「エリカさんそのケガだと食べられないでしょ?私が食べさせてあげる。」
エリカ「な、いいわよ!自分でできるから!」
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◆saI1ZNzQKuJn
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2018/05/28(月) 21:22:00.97 ID:4ErbA/3U0
みほ「はい、エリカさん。あーん。」
エリカ「……あーん。」
満更でもない表情をしたエリカの口にハンバーグが入る。
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◆saI1ZNzQKuJn
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2018/05/28(月) 21:22:51.78 ID:4ErbA/3U0
まるで恋人のように食事をし、シャワーを済ませ、そして同じ布団に入る。
先ほどまでの2人とは別人なのではないかと勘違いしてしまうほどの甘い時間だ。
そんな中、みほはエリカにキスをした。大人のキスだ。
唇が離れ、繋いでいた糸が切れるとエリカが微笑む。
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20
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◆saI1ZNzQKuJn
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2018/05/28(月) 21:23:23.93 ID:4ErbA/3U0
エリカ「まぁね。あんたみたいな変な趣味もないし。」
みほ「私ね、私が異常なのを異常だって言ってくれて、それでも付き合ってくれるエリカさんが大好き。だからエリカさんにお返ししたいの。」
エリカ「大洗のやつらだってあんたのそれ受け入れるんじゃない?」
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◆saI1ZNzQKuJn
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2018/05/28(月) 21:24:07.68 ID:4ErbA/3U0
エリカ「ふーん、まぁあんたが異常なのを意識して他のやつに手を出さないなら、その方がいいわね。」
みほ「安心してエリカさん。殴らせてほしい、なんてお姉ちゃんにだって言えないよ。」
エリカ「そんなことしたら私があんたをぶっ飛ばすわ。」
以下略
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