【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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175: ◆eltIyP8eDQ
2018/06/23(土) 23:18:29.86 ID:JwHr3bg+0
戦車道が嫌いだと思ってた。
戦車が好きだなんて本当は嘘だと思ってた。
きっと、あのままの私だったらいつかその通りになってたんだと思う。
みほ「……楽しかった。本当に、楽しかった」
エリカさんに出会えなかったら、手をとってくれなかったら。
うずくまり、下を向いたまま一生自分から逃げていたのだと思う。
エリカ「……そう。なら、悪さした甲斐があったわ」
みほ「……っ」
エリカ「ちょ、何泣いてるのよ?どこかぶつけたの?」
みほ「ち、違……私、私ね……嬉しくって……戦車道、楽しくって……私……」
エリカ「……強い癖に泣き虫ね。そういうとこ、嫌いよ」
エリカさんは呆れたような顔をしながら、だけどそっと私の頭を撫でる。
その優しさにどうしようもないぐらい胸を打たれ、私はやっぱり涙を止められなくなってしまう。
それでも嗚咽交じりの声で、伝えたいことを言う。
みほ「エリカさん……ありがとう」
エリカ「ん、どういたしまして」
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