【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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169: ◆eltIyP8eDQ
2018/06/23(土) 22:52:09.53 ID:JwHr3bg+0
みほ「……エリカさん聞いて、みんなは別にやる気がないとかじゃなくて……ただ、急に変わった環境に着いていけてないだけで」
エリカ「……あれは、あなたが招いた事態よ。もっと早くに切り捨ててれば、あの子たちは今日まで無駄な時間を過ごさなくて済んだわ」
みほ「エリカさん……」
エリカ「環境は関係ない。堕ちる奴はどんな場所でも堕ちる。……あなたまでそれに付き合ってどうするの?」
みほ「……私は、そんな事無いと思う」
エリカ「……」
みほ「誰だって苦手な事、弱いところがあるとおもう。それは技術だけじゃなくて、心にも。……私がそうだから」
エリカ「……」
みほ「私、みんなともう一度話してくる。今度はちゃんと、私の考えを伝える」
エリカ「……今さら本気になれると思う?誰かさんに甘やかされて周りとの差が目に見えてついてしまった今、あの子たちがあなたの言葉に耳を傾けると思う?……逆恨みされるのがオチよ」
みほ「……だとしても、このまま放っておけない。エリカさんの言う通り私にも責任があるんだから」
エリカ「……」
みほ「それにね、私たちまだ中学1年生なんだから。こんなところで諦めるなんてもったいないよ」
エリカ「あら?さすがは天才副隊長さん。説得力あるわね?」
みほ「あはは……」
みほ「だからさ、もうちょっと待ってほしい。……ううん。先に行ってて。あの人たちだってきっと戦車道が好きだから、強くなりたいからここに来たはずなんだから」
エリカ「……元よりそのつもりよ。強くなりたいなら、勝手になればいいのよ」
その言葉は彼女たちにも、私にも、エリカさん自身にも言っているように聞こえた。
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