【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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134: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/06/16(土) 22:56:52.60 ID:oBFJBq/H0
みほ「『あなたは自分の事しか考えてない』って。……その通りだった。私は、嫌な事から逃げてるだけだった」
まほ「……」
みほ「だから、今度は本気で戦った。エリカさんの本気を、本気で迎え撃った」
まほ「そしてお前が勝った」
みほ「うん、だって私の方が強いから」
まほ「……お前がそんな事を言うなんてな」
みほ「あはは、そうだね。……お姉ちゃん、私は、私がなんなのか知りたい」
まほ「それは……どういう意味だ?」
みほ「……お姉ちゃんはさ、もしも自分が戦車道をやってなかったら何をしていたと思う?」
まほ「……考えた事もないな」
みほ「私も。小っちゃいころから当たり前のように戦車に乗って、当たり前のように戦車道を初めて、当たり前のように勝利を求められてきた。……そして勝ってきた」
まほ「……」
みほ「だけど、それは私が『西住』だからであって、『みほ』のものじゃない。私は……『西住みほ』を知りたいの」
まほ「……」
みほ「別に戦車道を辞めるとかそんなんじゃないよ。ただ……戦車道関係ない、私らしさを知りたくなったの。エリカさんといればそれが分かるかもしれないから」
まほ「……」
みほ「…それじゃあ私は行くね。エリカさん、水も持たずに行っちゃったからさ」
まほ「ああ」
みほ「お姉ちゃん」
まほ「なんだ?」
みほ「私、黒森峰に来て良かったかも♪」
まほ「……久しぶりだな。みほの笑顔を見るのは」
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