日菜「おねーちゃん、そういえば昨日友希那ちゃんとね」
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16: ◆6mS1tNLZDH.U[saga]
2018/05/28(月) 00:13:44.25 ID:TriXR+st0
日菜「えへー、あたり?」

紗夜「す、好きなわけが、ないでしょう? あなた、何言って……!」

日菜「最近おねーちゃんのこと、分かるようになってきたんだよねー」

紗夜「な……」

日菜「ほら、あたしさ、人の気持ちとか考えるの苦手じゃん? でね、どうしたら人の気持ちが分かるんだろ? ってちょっとずーつ考えてて……」

紗夜「……」

日菜「その結果、おねーちゃんのことは何となぁく把握できるようになったんだ。 今日はギターの音がノッてるから気分良さげだなぁーとか、夕飯にニンジンがあったから萎えてるなぁーとか」

紗夜「……」

日菜「まー、でも、観察して真似するのは得意なんだけど、観察して考えるのはやっぱり難しいね」

紗夜「……」

日菜「リサちー、好きなんでしょ?」

紗夜「……好きじゃ、ないわよ。そもそも、どういう意味で、その、好きって……」

日菜「ん? 友達じゃなくて恋人とかの意味で言ってるよ? おねーちゃんは、リサちーのことが……」

紗夜「……」

日菜「……あれだね、せーてきに好きなんだ」

紗夜「……ち、がう、わよ」

日菜「……」ジッ

紗夜「……今、も、観察しているの? 本当に、やめてほしいのだけれど」

日菜「えへへっ、それなら、やめるね」

紗夜「……」

日菜「おねーちゃん」

紗夜「……なによ」

日菜「だからあたしは奪ったの。 友希那ちゃんのこと」

紗夜「……え?」


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