【咲-Saki-】京太郎と咲が付き合っていたらの話
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107:名無しNIPPER[saga]
2018/10/26(金) 18:48:56.92 ID:Ct3uw6Bb0

そして、あの顔を赤くした京ちゃんといったら!

夕日に照らされていたけれど、私には分かった。

あの赤くなった京ちゃんの表情が、可愛くて、愛しくて。



あんな顔は初めて見た。



こんな感情は初めて得た。



嫉妬というものが、これほど心地良いモノだとは。

これ程、愛されていると実感できるモノだとは。




──京ちゃんに、独占したいと少しでも思われていることが、これ程嬉しいものだとは。




ああ。


──ああ。




改めて、誰の目も無い場所で思い返してしまうと、感情が溢れて止まらない。

タオルケットの上から枕を抱えて、ぎゅううと抱きしめて、それが目に入る。


目一杯手を伸ばして、それに触れ、引き寄せる。




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