7: ◆YBm93b2VSc
2018/05/26(土) 00:16:33.82 ID:74OaN09z0
困った、今日はしまむーも変な日だ。
いつもはしまむーがしぶりんの変になった理由を見つけてくれるというのに、こうなってしまっては頼る相手が居ない。
いや、まあ、正直理由は何となく察しが付くのだけれど、それを私が自分で言うのも少し気が引けるというか。
もう少し話したら向こうから理由を話してくれるかも知れない、という淡い期待を胸に、会話を続ける事にした。
8: ◆YBm93b2VSc
2018/05/26(土) 00:17:43.22 ID:74OaN09z0
凛「何か考え込んでたみたいだけど、どうしたの?」
未央「どうしたのはさっきから言ってるけどこっちの台詞だからね」
卯月「きっと私達がどうしてだらけてるか考えてたんですよ」
9: ◆YBm93b2VSc
2018/05/26(土) 00:18:08.39 ID:74OaN09z0
凛「まあ気を使う達人の未央だから、大体察しが付いてると思うけど」
未央「太極拳を極めたみたいな言い方やめて」
凛「私達は今やる気が99%カットされた状態だから」
10: ◆YBm93b2VSc
2018/05/26(土) 00:18:58.67 ID:74OaN09z0
凛「もしかして未央、怒ってる?」
未央「怒ってるか怒ってないかで言えば、怒ってる方だと思うけど」
凛「怒ってないか、やや怒ってないか、どちらでも無いかで言えば?」
11: ◆YBm93b2VSc
2018/05/26(土) 00:19:42.74 ID:74OaN09z0
……ふう。こうなった二人を相手するのがこんなに大変だとは思ってなかった。
普段の冗談みたいに、ちょっと話をすれば戻ってくれるはずと見くびっていたのかも知れない。いや、見くびるって何なの?という話なのだけれど。
取り敢えず二人が相当根深くやる気が無いのは分かったけれど、これは元に戻るのに時間がかかる事も分かってしまった。
誰か助けてはくれないだろうか。と、考えていたら、祈りが通じたのかタイミング良く事務所の扉が開いた。
12: ◆YBm93b2VSc
2018/05/26(土) 00:20:33.02 ID:74OaN09z0
美優「おはようございます、あら?」
未央「あっ、みゆみゆ、おはよ!」
美優「ええ、おはよう……」
13: ◆YBm93b2VSc
2018/05/26(土) 00:21:18.13 ID:74OaN09z0
美優「お邪魔しても悪いし……ね?」
未央「そんな事無いよ!さあ一緒にお話しよ!?ね、ね!?」
美優「いえいえそんな、ユニット水入らずじゃ無いですか」
14: ◆YBm93b2VSc
2018/05/26(土) 00:22:14.17 ID:74OaN09z0
凛「未央、楽しそうに話してたね」
未央「どう見たらそう見えたのかな」
卯月「あんなに沢山お話ししてて、ちょっと妬いちゃいます」
15: ◆YBm93b2VSc
2018/05/26(土) 00:23:03.67 ID:74OaN09z0
埒が明かない。いい加減、どうにかしないと私がどうにかなってしまいそうだ。
仕方が無いのでそろそろ本題を聞き出そうかという時に、またガチャリと扉が開かれる。
奈氏uおはよーっす、って、ああ……」
16: ◆YBm93b2VSc
2018/05/26(土) 00:23:50.34 ID:74OaN09z0
未央「どうやらかみやんは事情を知ってそうだね?」
奈氏uああ、まあな。二人とは昨日会ったし」
未央「じゃあ、どうしてあんな風になってるか教えてくんない?」
17: ◆YBm93b2VSc
2018/05/26(土) 00:25:37.55 ID:74OaN09z0
未央「いやぁ、何というか、自分で言うのも、ね」
奈氏u分かる、分かるぞ未央。自分で分かってても言いづらい事は結構あるよなぁ」
加蓮「そういう時の奈獅ェこれまた可愛いんだけどね」
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