16: ◆YBm93b2VSc
2018/05/26(土) 00:23:50.34 ID:74OaN09z0
未央「どうやらかみやんは事情を知ってそうだね?」
奈氏uああ、まあな。二人とは昨日会ったし」
未央「じゃあ、どうしてあんな風になってるか教えてくんない?」
17: ◆YBm93b2VSc
2018/05/26(土) 00:25:37.55 ID:74OaN09z0
未央「いやぁ、何というか、自分で言うのも、ね」
奈氏u分かる、分かるぞ未央。自分で分かってても言いづらい事は結構あるよなぁ」
加蓮「そういう時の奈獅ェこれまた可愛いんだけどね」
18: ◆YBm93b2VSc
2018/05/26(土) 00:26:12.42 ID:74OaN09z0
未央「ねえ、かれんも事情は知ってるの?」
加蓮「まあね。うん、でも思ってたよりひどくなってたかな」
奈氏uNGのメンタルはあんまり強くないからな……」
19: ◆YBm93b2VSc
2018/05/26(土) 00:27:45.01 ID:74OaN09z0
二人がやる気をなくしてた理由、それは簡単な話で、私と同じだっただけの事なんだ。私が二位だったこと。
あれだけ盛り上がったんだ、その熱が抜けたら少しはやる気も抜けるというものだ。
私の結果だと言うのに、これだけ落ち込んでくれているというのは、変な話だけれど嬉しく感じている。
だけどそれと同じ位悔しさと申し訳なさが、心の中にじんわりと込み上げてきていた。
私がいなかった昨日に、私と同じぐらい落ち込んでいたんだろうか、とか、今日はその気分を引きずったまま来て、
20: ◆YBm93b2VSc
2018/05/26(土) 00:29:20.95 ID:74OaN09z0
だったら、出来る事なんて一つで。
上手く言葉には出来ないかも知れないけれど、二人には言わなくちゃいけないから。
21: ◆YBm93b2VSc
2018/05/26(土) 00:30:26.85 ID:74OaN09z0
未央「二人とも」
凛卯月「「……」」
未央「私は、大丈夫だから」
22: ◆YBm93b2VSc
2018/05/26(土) 00:31:03.13 ID:74OaN09z0
出てレッスンルームに行く時には二人はもういつも通りの表情で、しぶりんは優しく微笑むように、しまむーは朗らかに話しかけるように、
「「行ってらっしゃい」」
と、言ってくれたものだから、私は少しだけ潤んだ目元を指で弾きながら
23: ◆YBm93b2VSc
2018/05/26(土) 00:31:55.40 ID:74OaN09z0
――
加蓮「良かったの?もっと話したい事とかあったんじゃ無い?」
凛「いいんだよ、もう伝わったから」
24: ◆YBm93b2VSc
2018/05/26(土) 00:32:35.31 ID:74OaN09z0
卯月「私は少ししたらラジオ収録なので、もう行きますよ?」
凛「私も撮影があるから、もう行こうかな」
卯月「じゃあそこまで一緒に行きましょうか」
25: ◆YBm93b2VSc
2018/05/26(土) 00:33:24.10 ID:74OaN09z0
加蓮「でも、あの三人は少し羨ましいなって思うんだよね」
奈氏uん?なんだ、まだボケ足りないのか?」
加蓮「それは奈獅フお陰でおなかいっぱい。そうじゃ無くて、何て言うんだっけ?ああいう風にさ、多くを言葉にしなくても伝わるってやつ?」
43Res/19.91 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20