【安価】提督「ドロドロが止まらない」【修羅場注意】
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36: ◆AmFoB0SlRA[saga]
2018/05/25(金) 23:16:49.28 ID:mb7d0QZx0
それは偶然だった。

愛する姉妹と休日に出掛けていた時、見てしまったのだ。

龍驤と手を繋ぎ、笑顔を見せている提督を。

――ウソツキ。

傍から見れば、身長差と龍驤の外見も相まって仲の良い親子に見えるだろう。

だが自分から見れば仲睦まじい恋人同士にしか見えなかった。

――ウソツキウソツキ

身体は自然と二人の後を追いかけていた。霧島の頭の中には既に姉妹の事は無い。

姉妹と出掛ける前に霧島は提督を誘っていた。勿論二人だけの所謂デートだ。

だが提督は断った。その日は仕事があるからと。

――ウソツキウソツキウソツキ

霧島の心の中を黒く濁った物が埋め尽くしていく。

これ以上見てはいけない――そう思いながらも霧島は提督と龍驤から目が離せなかった。

龍驤「ねえねえ君」

提督「ん?」

龍驤「これどう? ウチに似合う?」

それは実際に龍驤が言ったのか、霧島の幻聴だったのかは分からない。
だが霧島の耳には確かに聞こえたのだ。

龍驤『霧島よりも可愛い?』

その一言が、霧島にとって限界だった。
飛び出した霧島は龍驤を叩き伏せ、驚く提督を組み伏せた。

そして薬指に付けた指輪を誇示するかのように提督の目の前にかざした。
その指輪は龍驤の血で赤く染まっていた。

霧島「さて、ご説明を。司令」


【奇襲】


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