香澄「燃やしちゃった!」
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51: ◆hjwFaAU9TE[saga]
2018/05/25(金) 23:23:12.98 ID:WlRcDlslO

有咲「別によくね? 今更学校なんて行っても意味ねーし」

たえ「そんなことない」

有咲「あるよ。私はここで働くのが楽しいからな。音楽のことも勉強できて、仕事終わった後は練習させてくれて、今日みたいに客前で演奏もして」

有咲「私は今がすげぇ充実してて楽しい」

たえ「…私たちのことは?」

有咲「え?」

たえ「ポピパにも戻ってくるつもりはないの? 有咲も知ってるでしょ? 私たち、たまにスタジオ借りて練習してる」

たえ「有咲は仕事があるからって言うけど……なんで来てくれないの? もう私たちのこともどうでもいいの?」

有咲「……っ、マジで怒るぞ、おたえ」

有咲(私だっておまえらと演奏したいっ……だからこうして毎日必死で働いてるし、練習してる。そもそも私をここまで追い込んだのはおまえらだろっ……!)

有咲(私には、遊んでる時間なんかないんだよっ……!!)

有咲(つーか宮殿建てろっつったのおまえだろっ!! だから必死で働いて金貯めて、みんなに取り残されないように仕事が終わってからも一人で練習して……)

有咲(……それなのに、寂しいとかそんなくだらない理由でなんで私が責められなきゃいけねーんだよっ!!)


たえ「有咲」

有咲「……っ」

たえ「私……ううん、私たち、また有咲と一緒に演奏したい」

有咲「だから勝手なことばかり言うなよっ! おまえも働いてるから知ってるよな? このライブハウスは経営が悪化してる……それなのにのんびり休んでられるわけないだろっ!」

有咲「私が、頑張らなきゃっ……」

有咲(この場所で、このステージに立ちたいって香澄の夢、私たちみんなの夢を、私が潰やすわけにはいかないんだよっ……!!)


たえ「いつでもいいから、一緒に練習しよう? 私たち、有咲の都合に合わせるから」

有咲「だから私は…………あ、あー、そうだな、明日とかでもいいか?」

たえ「うんっ、もちろん」

有咲「といっても明日も私は仕事あるから。それが終わってから。……今と同じ時間に、ここで」

たえ「うん! みんなに伝えておく!」



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