【SW】姫「私を弟子にしなさいな!」ジェダイ「ええっ!?」【オリキャラ】
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55:名無しNIPPER[saga]
2018/07/02(月) 14:11:19.47 ID:p+x/plS40

 ――謎のシス卿と賞金稼ぎの接触。
そこでどんな会話がなされたのか、今はまだ定かではない。

 密談を終えて二人が別れたしばらく後、ザインの翻訳ドロイドが人気のない外周通路に姿を現した。
機械的にあたりを見回して人目がないことを確認すると、手首に仕込まれた秘密のホロネット通信機を起動する。
腕時計めいた仕込みデバイスから、小さな3Ⅾ映像が立ち上がる――


スターバル『――ザザッ、潜入ドロイドOO-7!』


 ノイズ混じりながら、それは紛れもなくカリーシュの分離主義勢力残党指導者、スターバル将軍である!


スターバル『動いたのか――ザリザリッ――況が!』

翻訳ドロイド『はい。ダース・テイティスと賞金稼ぎクネーの接触を確認。指向性高感度マイクロフォンにて会話を録音しました。これよりデータを送信します』


 そう言ってドロイドは自分の中の音声データを秘匿回線にてスターバル将軍に送信する。
指向性高感度マイクロフォンなど本来プロトコル・ドロイドには組み込まれない装備であり――
もはやこの翻訳ドロイドが分離主義勢力の送り込んだスパイ・ドロイドであることに疑いはない。


スターバル『ガガッ――認した!よくやった潜入ドロイドOO-7、この――ザザッ――値千金だ!』

翻訳ドロイド『他にジェダイも確認しましたが、すでに逃亡しました』

スターバル『ジェダイ?捨ておけ!そこに反乱軍が隠れていることはすでに――ザザーッ――重要なのは、これによってシスを出し抜くこと……!』

翻訳ドロイド『これから私はどう行動しましょうか』

スターバル『ふむ……テイティス自身もフットワークが軽――ガリガリッ――わざわざ用心棒を雇うということはだ。自分ではできない何かしらの役割を――ザザーッ』

スターバル『あからさまに重要だ!奴らの計画の要だ!OO-7、貴様はそのザインの――ザリザリッ――を中断し、その賞金稼ぎを追跡せよ!くれぐれもバレないように、だ……!』

翻訳ドロイド『承知しました』

スターバル『では通信を――ザザッ――ガリガリーッ――ブツン!』


 翻訳ドロイドは通信機のスイッチを切ると、早足でザインの城のエントランスへ向かう。
ザインとの契約を打ち切り城を去るであろうクネーを待ち伏せ、後をつけるために……



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