15:名無しNIPPER[sage]
2018/05/22(火) 20:01:28.61 ID:6LeGnMhJ0
美咲「白鷺先輩、そこまでですよ」
有咲「お、奥沢さん……」
千聖「あら、私と有咲ちゃんの間に割って入って……どういうつもりかしら?」
美咲「どういうつもりもなにも、市ヶ谷さんは喋りたくないみたいですし……そんなに無理に聞き出すことでもないでしょう?」
千聖「へぇ……これが噂に聞く『彼氏面』ってやつかしら?」
有咲「か、彼氏面?」
美咲「なんですか、それ?」
千聖「ふふ、よく耳にするわよ。なんだか特定の女の子にはずいぶんと優しく、まるで彼氏みたいに接するみたいじゃない、美咲ちゃんって」
有咲「あー……」
美咲「え、『あー……』ってなにさ、市ヶ谷さん」
有咲「いや……端から見てるとりみによくそういう態度で接してるなって思って」
美咲「えぇ……そんなつもりないよ、あたし……」
千聖「つまり天然の女たらし、というやつね」
美咲「そ、その言い方はよくないですよ!」
千聖「でも今のあなたの行動はまさにそれそのものだと思うわよ? 可愛く怯える女の子を背中にかくまうだなんて」
有咲(……あれ? 今のセリフちょっとおかしくね? 普通は『怯える可愛い女の子』って言い方じゃね? いや、私は自分を可愛い女の子だなんて思ってないけどさ)
美咲「いやいやいや、こういう子って放っておけないじゃないですか。それだけですよ、あたしの行動は」
有咲「……奥沢さん、その行動は嬉しいけど多分そういうところだと思う」
美咲「うん? なにが?」
有咲「まったくの無自覚かよ……」
千聖「根っからのジゴロなのね、美咲ちゃんたら」
美咲「だ、だからそういう言い方は止めてくださいってば!」
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