相棒×聲の形「灯台下暗し」-SS速報VIP

相棒×聲の形「灯台下暗し」

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508:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 16:54:03.08 ID:od/pvmOg0

右京「少なくとも、僕はそう思います……」

植野「…………」

509:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 16:55:49.25 ID:od/pvmOg0

「け、けど……そんなの分かんないじゃん……」

「刑事さんだって、アイツと直接話したわけじゃないんだろ？」

510:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 16:58:07.74 ID:od/pvmOg0
右京「確かに……」

「今話した事は、これまで得た情報から組み立てた、僕の想像……君の言うように、妄想でしかないのかもしれません」

「しかし、真実かどうか分からないからこそ、彼女の真意にもっと触れてみるべきだったのではないでしょうか？」

以下略 AAS

511:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 16:59:18.66 ID:od/pvmOg0
右京の言葉が、植野の心に大きくのしかかった。

確かに、あの時の自分は自分の状況ばかり考えて、佐原の考えに深入りした事はなかった。

それだけではない……

以下略 AAS

512:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 16:59:48.41 ID:od/pvmOg0
右京「誰が佐原ちゃんの心を折ったのか……それは分かりません」

「しかし、誰かが彼女の意思を汲んであげていれば、硝子ちゃんと君達の関係は変わっていた可能性があったのは事実です」

「その可能性に君達は見向きもせず、そして知らずして状況改善の糸口を絶ってしまった……」

以下略 AAS

513:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 17:00:32.02 ID:od/pvmOg0
生徒達「…………」

右京のその一言に、生徒達は言い返す言葉がなかった。

以下略 AAS

514:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 17:00:59.78 ID:od/pvmOg0
右京「硝子ちゃん……こちらに来て下さい」

冠城「石田君も……」

硝子「？」

以下略 AAS

515:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 17:01:48.10 ID:od/pvmOg0
冠城「みんな……まず、石田君の顔を見てくれ」

「傷だらけだろ？」

「これは……君達のいじめで着いた傷だ」

以下略 AAS

516:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 17:02:36.12 ID:od/pvmOg0
右京「次は硝子ちゃんの耳を見て下さい……」

そう言った後、右京は硝子に耳についたものをみんなに見せるよう手話で指示すると、
彼女はいう通りに補聴器を外し、右耳の耳たぶについた『それ』を生徒達に向けた。

以下略 AAS

517:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 17:03:42.27 ID:od/pvmOg0
右京「これは、石田君が彼女の補聴器を取った際に着いた傷です」

「余程、強く引っ張たのでしょう……未だ、跡が残っている」

冠城「みんな、これを見て何か思うことはないかい？」

以下略 AAS

518:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 17:04:18.97 ID:od/pvmOg0
右京「彼らの傷は、この一連の出来事でできたものです」

「いずれも、命に別条のないものですが……」

「もし仮に、この傷が命に関わるものだったとしたら、あなた達はどうするつもりだったのでしょうか？」

以下略 AAS

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