相棒×聲の形「灯台下暗し」-SS速報VIP

相棒×聲の形「灯台下暗し」

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387:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 14:42:40.02 ID:od/pvmOg0
右京「何故、竹内先生がいながらこんな事になったのかです」

「通常、教員は障害を持つお子様とそうでない子が衝突しないよう、障害のあるお子様への理解を深めるよう配慮しなければならなかったはず……」

「しかし、現にこのクラスでは、硝子ちゃんへのいじめが発生している……」

以下略 AAS

388:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 14:43:16.27 ID:od/pvmOg0
竹内「今度は何を言いたいんですか？」

右京「…………」

以下略 AAS

389:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 14:43:44.76 ID:od/pvmOg0
竹内「な……何ですか？」

右京「なるほど、そうですか……」

竹内「だ、だから……何なんですか?!」

以下略 AAS

390:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 14:44:13.66 ID:od/pvmOg0
竹内「……………」

「当たり前じゃないですか。普段から、西宮のような子と接する機会もありませんでしたし……」

「そもそも、西宮は筆談で会話していました。出来なくても問題ない」

391:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 14:44:55.93 ID:od/pvmOg0
右京「確かに、硝子ちゃんは筆談でコミュニケーションを取っていたそうですが……」

「筆談は手話のような高度な知識を必要としない反面、文字を書く作業を挟むが故、互いの意思を表示するまでに時間が掛かるという欠点がある」

「場合によっては、手話を用いた方が効率よくコミュニケーションを取れる場面があったはずです」

以下略 AAS

392:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 14:46:02.76 ID:od/pvmOg0
右京「ちなみに、今のは『この手話、分かりますか？』と言う内容だったのですが……」

「それを理解する事が出来ず、尚且つ障害のある子と接する機会もなかったというあなたが」

「硝子ちゃんに対応しきれるものなのでしょうかねぇ……？」

以下略 AAS

393:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 14:46:29.26 ID:od/pvmOg0

説明を求める2人の母親に対し、右京は「事件の全容は、恐らくこうです」と言って、いよいよ事件の核心に迫る推理を始める。

394:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 14:47:09.69 ID:od/pvmOg0
右京「八重子さんの意向により、硝子ちゃんはこの学校に転校し、このクラスの生徒となった」

「ところが、竹内先生は硝子ちゃんに対応する術を持たなかった。そんな彼にとって、硝子ちゃんは重荷でしかない……」

「しかし一度生徒として預かってしまった以上、そう簡単に手放すことは出来ません。それこそ、職務放棄を咎められる危険性がある」

以下略 AAS

395:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 14:48:43.32 ID:od/pvmOg0
右京「しかしそれは、生徒達も同様でした」

「彼らも普通学級の人間であるが故に、障害あるお子様へ対応する術を持たなかったのです」

「そのような人間が、果たしてまともに授業を受ける事が出来るでしょうか？」

以下略 AAS

396:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 14:49:13.53 ID:od/pvmOg0

「『石田君がストレスの元凶に制裁を与えてくれている』」

以下略 AAS

397:名無しNIPPER[saga]
2018/06/05(火) 14:50:03.67 ID:od/pvmOg0
「そう感じたと思います」

そう言いながら生徒達に目を移す右京。
彼に目を向けられた生徒達は、全員焦った様子で目を反らした。

以下略 AAS

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