58: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2018/07/15(日) 00:36:13.56 ID:IdCKPh0u0
私は、打ち明けました。
楓さんは目を細め、にこりと微笑みます。
「……ありがとう、ございます。実は」
「……」
お酒と恥ずかしさと。頬を赤くしうつむく私。そして、楓さんは。
「私も、ひと耳惚れ、だったんですよ?」
そう、おっしゃったのでした。
楓さんが?
私の、歌を?
望外の喜びです。
それが妙に照れくさくて、嬉しくて。
「……あ、ありがとうございます」
としか。
私は、言えなかったのでした。
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