56: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2018/07/15(日) 00:34:46.35 ID:IdCKPh0u0
えっ?
歌が、好き。それは、とてもよく分かります。
そして。
私が、うらやましい。
ふたつが結びつかず、ただ惑いの色を見せる、私。
「なぜ、ですか?」
私は楓さんに問いかけるのでした。
「……そうですね」
楓さんは困ったように、答えます。
「私がそう感じているから……では、ダメですか?」
「いえ、ダメとかそういうのではないですけど……なぜ、私なのだろう、って」
「……」
「……私も、楓さんがうらやましいと……思っているので」
「……歌織さんが?」
「はい」
私の耳に、先日の歌が、甦ります。
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