王族林檎とうさ耳の魔法使い-SS速報VIP

王族林檎とうさ耳の魔法使い

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108:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 02:09:32.01 ID:o/WkcT2/0

…………………………

ナブ「はい。上手くできたか分からないケド……」

109:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 02:10:52.42 ID:o/WkcT2/0
ロー「でも王子が正式に国王になったらまたナブの仕事も忙しくなるだろうし……たしか新しい対魔部隊に誘われたんだろ？」

ナブ「あー……ううん。その話は断っちゃった」

ロー「え！？」

以下略 AAS

110:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 02:11:50.63 ID:o/WkcT2/0
ロー「いや、やりたかった仕事なんじゃないのか？上級魔法職だし……」

ナブ「そのことなんだけど……わたしね？今日で上級魔法職じゃなくなっちゃったの。辞めちゃった」

ロー「は！？や、やっぱり今回の件のせいで……」

以下略 AAS

111:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 02:12:34.37 ID:o/WkcT2/0
ナブ「あのあと少しドルチェさんと話したけど、本当に鈍感なのね」

ロー「う？」

ナブ「……ローと一緒にここで林檎を育てたいの。でも王族林檎は魔法職には任せてもらえないから……だから魔法職を辞めたの」

以下略 AAS

112:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 02:15:01.28 ID:o/WkcT2/0
ナブ「で、ね？だから、その……ローに追い出されちゃったらわたし住む場所もなくなっちゃうっていうか……」

人差指どうしをこねるナブの頭に手を置いた。

ナブ「まふっ」

以下略 AAS

113:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 02:16:01.17 ID:o/WkcT2/0
ロー「え、駄目なのか？」

ナブ「……むぅ、もうわたしからは言わないから！」

今度はツンとそっぽを向いてしまった。丸々とした尻尾がヒクヒクと動いて可愛らしい。

以下略 AAS

114:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 02:16:42.65 ID:o/WkcT2/0

ロー「なんでそっぽ向くんだよ」

ナブ「だって……」

以下略 AAS

115:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 02:17:10.49 ID:o/WkcT2/0
ロー「かわいいから？」

ナブ「ぅ、そういうことは簡単にいうくせにさっ」

ロー「じゃあ好きだから……ダメか？」

以下略 AAS

116:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 02:17:44.22 ID:o/WkcT2/0
ナブ「う、うーん。せいかいなんだけど、なんだかまけた気分……」

と思っていたのだがナブはしまらない表情をしつつもこちらに向き直ってくれた。

ロー(あ、正解だったのか)

以下略 AAS

117:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 02:19:02.98 ID:o/WkcT2/0
ナブ「わたしはね？わたしの魔法はローと出会うために、ローを守るためにあったんじゃないのかって考えたの」

ナブ「だからもう魔法にそれ以上は求めないし……もしかしたらわたしの子どもは魔法の才能があって魔法職に夢を見るかもしれないけど……それでもこの場所と林檎の良さをしっかりとその子に伝えていくつもり。ローが今ここを継いだ理由みたいに」

ロー「え、子ども……？」

以下略 AAS

118:名無しNIPPER[saga]
2018/12/14(金) 02:19:47.41 ID:o/WkcT2/0
ナブ「それに『どうしても他のことがしたい』って子のために兄弟もいるし……」

ロー「ナ、ナブ？何人作る気なの……？」

以下略 AAS

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