77:名無しNIPPER
2018/06/30(土) 22:52:51.61 ID:Ij0/vRA50
窓の無い部屋、気がつくと私はそこにいた
いったいどれだけ時間がたったんだろう、もはや昼か夜かさえ分からない
さいわい魂の記憶のおかげで自分が艦娘ということは認識できていた
食事は(恐らくだが)日に一度電という奴が持ってくるコップ一杯の燃料だけ
いったいいつまでここにいるんだろう?
思い切って電に聞いてみたことがあった
答えは失敗艦だから、軍の汚点である吹雪は表に出る事は許されないと言うものだった
この事を知ってるのも電を含めたごく一部の艦娘と提督のみ
自分に力が無いのは実感していた。まともにやり合えばひとたまりも無いだろう事は分かっていた
でも、このままここで朽ち果てるくらいならせめて艦娘らしく戦って沈みたかった
112Res/54.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20