195:>>1 ◆ugX4wEMSNQ
2018/05/29(火) 15:19:47.96 ID:EMaEehjr0
アスカ「そんなことが……」
アスカ『そして、あたしはL.C.Lに溶けた。けど……シンジは1つになることを最後には否定した』
アスカ『あたしはその時、完全な状態で溶けていたわけじゃなかった。けれど裂けてしまった身と魂は離れた』
アスカ『あたしの魂は……つまりあんたの魂の一部はここに残った。シンジを求め、痛みを負ったあなたの心は』
アスカ「どういうことなのよ……」
アスカ『一度精神崩壊を起こしたにも関わらず、その影響が少ないのは、壊れた大部分をあたしが引き受けたから』
アスカ『……あたしはこの中で、ママの魂の一部と出会った。あたしはママの魂を受け入れたわ』
アスカ『魂と魂は重なって、あたしの中に溶け込んで、1つになった。それが今のエヴァ弐号機の魂なの』
アスカ「あたしが二つに裂けて……その片方がエヴァ弐号機に宿ったというの?」
アスカ『そうね。補完計画の時あたし達の周りにあったのは大量のL.C.L。その中にあんたの一部のあたしが溶け込んだわけ』
アスカ『ま、正確には「魂」が二つに裂けただけだけど』
アスカ『だから、今のあたしはアスカであってアスカじゃない。言うなれば、ママの魂を持った、アスカの心の形の一つだわ』
アスカ「な、何なのよそれ……」
アスカ『それがあたしの魂のかたち。あんたとエヴァ弐号機のシンクロ率が自在に設定出来るのもそのせい』
アスカ『あたしはあんたと心の壁を共有してる。というか同じものだしね。だから、あんたとあたしを隔てるものは無い』
アスカ『結果、あんたは弐号機と自由にシンクロ出来る。たとえどんなに心がボロボロになってもね』
アスカ『あんたが心の壁を取り払うのを嫌がっても、あたしはあんたの心を共有出来るから』
アスカ「なかなか難しいこと言ってるわね……」
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