82: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/06/28(木) 20:17:58.98 ID:N0kQUGp40
入ってきた相手を確認するように、キャバリアは片目を開ける。入ってきたのはストークと、千護、ロバートの2人だ。
「あんたかい。レジスタンスのメンバーの一人ってのは」
それはあまりにもストレートな確認、千護らしくもあり、やり方を任せていたとはいえ、アイビスはその一言だけでフラストレーションが一気に溜まる。今ここでのやり取りは、4人全員の今後に関わる重要な局面なのだから、それも致し方ないだろう。
言葉は出さず、キャバリアは対面に座るよう促す。それを見た彼女は、素直に従ってから、キャバリアの言葉を待った。
「…。疑うべきは排除すべき、それが今のレジスタンスの方針」
「何がいいてぇんだ?」
その問いに目を閉じ、互いの沈黙が続く。考えているのは、それこそその言葉通りの意味を、どうするかを考えている。敵意がないからと言って、油断はできない。それは、答えが出ていないだけなのかもしれないのだから。
「自分はレジスタンス。ハウンドという部署にいるキャバリア…」
「……。名乗りは助かる。でも聞きてぇのは、さっきの方針の意味だ」
また、間が続く。
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