これから日記を書く 8冊目
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77: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/06/25(月) 20:05:31.10 ID:JSjtW4nJ0
新興都市にあるレジスタンスの隠れアジトに、キャバリアの姿があった。黒い外套や長いハンマーは、座っているソファー、自身の真横に置いている。体つきは、千護が確認した通り小柄で華奢だ。中性的な容姿でいて、どこか無表情。着ている服装はタンクトップとレザーのパンツ。首元にチェーンタイプのシンプルなネックレスをつけている。

両腕を組み、眼を閉じてキャバリアはただ佇んでいる。レジスタンスからの支援ということで来たが、状況からして自分達の内情調査の部分が大きい。アイビスはそう読みながら、到着の報告を本部へ送った。

ストーク、アイビスの活動そのものに後ろめたいことは何もない。定期報告も欠かしていない、WWPの動向も可能な限りは偵察している。その上で問題なのが、自分達以外の勢力との絡み。千護達のことだ。

レジスタンスの上層部は今、他の勢力の関わり方に消極的。いや、嫌疑的と言っていいだろう。相手をすでに何かしらの裏があるのではないか、そういう判断をする傾向が見受けられる。その状況での、千護が元防衛軍兵士。ロバートが元WWPの研究者となれば、どのよう判断をされるかは、想像に難くない。

故に、2人にとっても今は岐路に立っている。うまく事を運ばなければ、良くはない結果が確実に待っている。


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