これから日記を書く 8冊目
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242: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2019/02/07(木) 19:03:10.40 ID:G1Wc3vMt0
「…状況を確認したい」

無線を使い、放浪者は研究所のサポートチームに連絡を取っていた。商業区北西エリアの物資収集は本日をもって終了しており、これから向かう大型駅エリアのバリケード内、その状況の再確認だった。

『完全じゃねぇが、確認できる映像を見る限りは上位種がバリケードから出た形跡はねぇぞ』

「…そうか。こちらの任務も一段落ついた。明素から、都市解放の任務で、唯一残るそのエリアを探索する」

終わりが目前まできたことにも関わらず、放浪者は淡々と商業区北西エリアでの結果も淡々と報告する。物資は想定以上に収集することができ、発電施設も想定より発電量は多くなる見込みだ。防衛装置を追加で設置するのも容易になるだろう。

もし、余裕があれば電気が必要な医療設備にも回せる。そのほか電気を使う機器にも十分使える。拠点の生命線がこれから生み出される所にも来た。

ここまでに出来るなどと、最初は誰が思ったか。そんなことを、エクスは考えていた。

『まぁ、なんかあったら随時連絡すっからよ』

「…頼む」

これで会話は終わる。それらがなんでもないかのように、いつも通りに。


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