文香「事実は小説よりも奇なり」
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35: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2018/05/13(日) 11:02:26.51 ID:Gw9FEXII0
ちひろ「ではとりあえずこれは没収ですね」

文香「……」

文香(……仕方の無いことでしょう)

文香(新しく歴史を見ることが叶わないのは残念ではありますが……私の手元にはまだ――)

ちひろ「――それで、貴方の手元にある人の歴史のメモは……」

文香「!」

文香(……誰にも見せたこともなく、言ったこともないはずだったのですが)

文香(それを知られているのは……やはり神様だからなのでしょうか)

ちひろ「まあ私のことは載っていないので、許可しましょう」

文香「……ほっ」

文香(不幸中の幸い……だったかもしれません)

文香(こんな面白い経験が記憶上だけにあるなんて……いつか忘れてしまうかもしれませんから)

文香(それは……本当に嫌ですから)

ちひろ「……さて」

ちひろ「では、貴方へのお仕置きはどうしましょうか」

文香「……えっ」

文香「あの……私、もうしませんから……」

ちひろ「これからはそうでも、これまでは違うでしょう?」

ちひろ「貴方は神である私を1から10まで知ろうとしましたよね?」

ちひろ「神を理解しようとする……なんて人の身でおこがましいと思いませんか?」

文香「……」

ちひろ「せめて、対価を払ってくれたら少しは許してあげたんですけど」

文香「……」

文香(……選択を誤ったのでしょうか?)

文香(いえ、もし対価を払うことを選択していたらもっとひどい目になっていたかもしれないですし……)

文香(……理不尽ですね)

ちひろ「神様ですから♪」

文香「……っ」

文香(……心も読まれてしまうんですか)

ちひろ「……んー」

ちひろ「……あっ、良いことを思いつきました♪」


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