文香「事実は小説よりも奇なり」
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21: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2018/05/13(日) 10:38:00.87 ID:Gw9FEXII0
『さっさと買って帰ろ、なんかこいつ気持ち悪いし』

文香「……」パタン

文香「ふぅ……」

文香(……こちらの歴史も面白いものでした)

文香(元々はエサとしてしか見てなかった人とつながった妖怪の話)

文香(つながって……暮らしていくにつれ……仲間を好きになっていく……心の変遷は面白いものでした)

文香(妖怪として生きていた頃は、何も考えずに生きていただけに……)

文香「……」

文香(……彼女たちに出会う前に生きていた時期も面白いものでした)

文香(人が虫を潰すように、彼女も簡単に人を殺し、食べるのです)

文香(まさか部位ごとに味の違いがあるなんて知りませんでしたから)

文香(新しい知識が増えました……使うことはないでしょうが)

文香「……ふふ」

文香(……ああ、また胸の高揚が止まりません)

文香(こんなのだから気持ち悪いと思われてしまうのに)

文香(人がいるときは、表に出さないようにしなきゃ……無感情に……)

文香「……ふぅ」

文香(落ち着きました)

文香(さて、次は誰を読みましょう)

文香(……この茄子という方は気になりますね)

文香(朋さんを読んだときも、みくさんを読んだときも、彼女はイカレているという評価でした)

文香(そのイカレている人間はどのようなことを考えて、どのような歴史をすごしてきたのでしょうか)

文香(……)

文香(読んでみましょうか)

文香「……」カキカキ

『鷹富士茄子を鷺沢書店に連れてくる』

『鷹富士茄子に何かを買わせる』

文香「……」

文香「……ふふ」


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