私の三題噺「光」「地平線」「魅力的な関係」
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3:名無しNIPPER[sage]
2018/05/12(土) 18:45:25.84 ID:PdYKsVU30
さて、音も光も抜け出すことができなくなるということは、その先について知ることができなくなるということだ。
その特異な地点を境に、向こう側には何があるのかわからなくなる。
それこそが、シュバルツシルト面。イベントホライズン。つまり、事象の地平線。

定義上の問題でいうと、事象の地平線はもう一つある。

この宇宙は膨張している、ということは聞いたことがあるだろう。
そう、こうして誰かが談笑している時も、書の世界に落ちている時も、明日に震えながら眠る時も。

その膨張速度は、外側であれば外側であるほど際限なく速くなるのだという。
つまり、宇宙の中心から遠く離れた闇の彼方では、光よりも速く膨張しているのだ。
膨張速度が光の速度を超える地点、それもやはり、向こう側がわからなくなる、事象の地平線。


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