晶葉「できたぞ助手! アイドルの貞操観念が逆転するスイッチだ!」
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3:名無しNIPPER
2018/05/12(土) 09:46:45.01 ID:BF8WTLxg0
P「待って。論理の飛躍が完全におかしい。着地点が異次元まで……、異次元……?」

比奈「プロデューサー? どうしたんすか、いきなりさいとうたかお先生の劇画みたいな顔になって」

P「貞操観念の逆転……? なあ、比奈、えっちって好きか?」

比奈「また名前で呼んだぁ! しかもなんなんスかその質問!? 大好きに決まってるじゃないスか! 誘ってるんスか!? ……ハッ!? 二人きりの事務所で、アタシのことを名前で呼ぶ……そういうことだったんスね!? いやー、まさかこんな形で処女を卒業できるとは……アイドルになったかいがあるってもんスよ!」

P「ノリノリでジャージ脱ぎ始めたところ悪いんだけど、ちゃんと説明して?」

比奈「説明もなにも、名前で呼び合うってことはパコパコバカップルってことじゃないっスか。いまさら気が変わったなんてなしっスよ?」ヌギヌギ

P「よし、わかった。話し合おうか、比奈」

比奈「おっ、言葉責めっスか? 任せてください! 創作活動で培ったアタシの空想淫語辞典でプロデューサーをビンビンにして――」

P「訂正する。説教だ、荒木。服を着てそこに正座しろ」

比奈「……っス」


 ――十数分後


P「以後、気をつけるように」

比奈「ホントーにすみませんでした。……でも、あの……なんでアタシやユリユリを名前で?」

P「晶葉スイッチ」

比奈「またっスかぁ。プロデューサーも大変っスね」

P「本当にな。どうやって元に戻ったらいいのかもわからん」

比奈「いつもみたいにスイッチを押すか、時間が経てば元に戻るんじゃないスか? アイドルのことを名前で呼んでしまうスイッチとか……このままだとヤバイっスよ? 人数多すぎて具体的に誰とはいえませんけど」

P「そうだな……だがスイッチは手元にないし、そもそも時間経過で元の世界に戻れるとは到底考えられないのがな」

比奈「……もとのせかい?」

P「平行世界。パラレルワールド。SFでよくあるだろ」

比奈「それはフィクションであって現実では……でもまさか……いや、さすがに晶葉ちゃんでもそれは……」

P「真に遺憾ながら、俺は貞操観念が逆転した世界から来た」

比奈「マジで別世界のプロデューサーなんスか? というか貞操観念が逆転? え、え? つまりプロデューサーはアタシら並みにスケベなんスか!? 女の裸を見て興奮するんスか!? あのケツ触りてぇとかなるんスか!? アタシがプロデューサーで性欲処理してるように、プロデューサーもアイドルで性欲処理するんスか!!!??? ちょっとちんちん見せてもらっていいスか!?」

P「会話はキャッチボールだからね? 気安くデッドボール投げるのやめてね?」

比奈「打ち捨てられたエロマンガを探し求めて雑木林を探検したり! 発見したお宝本を友達と貸し借りしたり! ちょっとエッチなマンガを古本屋で店員さんにバレないよう、こっそり読んだりしたんスか!?」

P「落ち着いて。比奈、落ち着いて」

比奈「放課後の誰もいない教室で、気になる男子のリコーダーを握りしめて、善悪の彼岸を行ったり来たりとか! 拾ったエロ本を夢と希望と一緒にランドセルに詰め込んで、父親に見つからないように部屋に隠したりとか! 勇気を振り絞って暖簾をくぐると、そこは天国だったとか!」

P「荒木、深呼吸」

比奈「ヒッヒッフー! ヒッヒッフー!」

P「落ち着いた?」

比奈「そりゃもうTKBビンビンっス!」

P「そうだね、ジャージ越しでもノーブラなのがよくわかるよ」

比奈「プロデューサーもビンビンっスか!?」

P「悪い、その程度で充血する海綿体じゃプロデューサーは務まらないんだわ」

比奈「……それはつまらないものをお見せしたっス」意気消沈

P「おっと、違うからな? 勘違いするなよ? 比奈は魅力的な女の子だからな? でもこの事務所ってセックスシンボルパラダイスじゃん。乳首くらいで勃ってるような感受性じゃ、海綿体が死んじゃうんだよ。だから俺の発言は比奈の魅力を否定するものではないということをわかってほしい」

比奈「アタシ、魅力的っスか?」

P「おうともさ」

比奈「引きこもりでオタクでドスケベで、学校ではどこにでもいるような陰モブで……ハタチになっても処女を捨てられなかったどうしようもない喪女っスけど……私、魅力的ですか?」


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